若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

200627_三岐鉄道②

今回の三岐鉄道詣でにあたっては、どこで撮るのが良さそうかを色々と調べていた。自家用車があれば素早く器用に動き回ることもできようが、あいにく私は車を持っていないので、特にこうした本数の少ないローカル私鉄の撮影に訪れた折には待ち時間を使っての移動というオシャレなことができず、一般的に見てかなり非効率な撮影をすることになる。しかしそれが私にとっての楽しさでもある。制限の範疇で楽しむ方法を考え、やってみるのが面白い。時にその結果は想像を超えてくることもあるから、今後もこのスタイルを続けていこうと思っている。たぶん、自家用車を買うことはないだろう。

Maasが叫ばれている時代、自家用車を持たずに地方で生活するのも強ち非現実的とは言えない。夢がある。

 

…さて、本題である。どうも丹生川という駅で降りてその周りをウロウロするのが楽しそうだという目論見をつけていた。三岐鉄道のWebサイトにも載っているが、なんとこの駅の窓口では三岐線ダイヤグラムを売っている。下車後早速ダイヤグラムのことを駅員さんに尋ねると、「ありますよ」ということで、400円を支払って購入。旅客列車や貨物列車のスジはもちろん、回送や試運転のそれも載っているので、列車を撮る人間にとっては役に立つものでしかない。1年間は変わらないので、複数回の訪問を予定している人にとっては間違いなく“買い”である。

駅舎を出て三里駅方面の線路沿いを歩いていると、藤原岳をバックに田園地帯を走る列車を眺められる場所に行き着いた。ひとまずここで私が乗ってきたレモンイエローの折り返しを待つことにした。

f:id:oitanshi:20200628213203j:plain

PENTAX KP + smc PENTAX-M 50mm F1.7

1/160 F8.0 ISO-100

雲は多く太陽も顔を見せないが、幸い山並みは見える。右側にそびえるのが藤原岳で、ハの字型に山肌が見えているのがわかる。ここで採掘した石灰石を使ったセメントを貨物列車で運んでいるのだ。福岡の香春岳や、大分の津久見鉱山に似た佇まいである。

―つづく