若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

200829_ドクターイエローを撮りに行く

 ドクターイエローといえば非常に有名で、様々なメディアで取り上げられている機会も多いせいか、鉄道ファンでない人にも広く知られた存在である。巷では「見たら幸せになれる」と言われているようだが、それもまた高倉健の遺した偉大な功績の1つに挙げられるかもしれない。

 今でこそ営業列車と電気軌道総合試験車を分けているが、九州新幹線JR東日本の在来線に見られるように、営業列車を活用したモニタリング技術がすでに実用化している現状を踏まえると、黄色い新幹線が走らなくなるのも時間の問題かもしれない。そんな個人的勝手な予測もあって、思い立ったが吉日、初めてのドクターイエロー撮影に出かけてきた。

 山陽新幹線の撮影スポットはよく知らないので、前夜グーグル先生の力を借りてリサーチしてみたところ、山陽本線東岡山駅のほど近くに良さげな場所があることを知った。そうとわかれば、あとは早朝の下り新快速に乗り込むだけである。

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▲最寄り駅からおよそ4時間。無事に東岡山駅までたどり着いた

 東岡山駅山陽本線赤穂線が分岐する駅である。改札口を出てすぐのデイリーヤマザキ(なんともレアで懐かしい)で追加の水分を調達し、徒歩10分ほどの場所にある宍甘遊園地にやってきた。

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岡山市街地が一望できる。

 いかにもテーマパークっぽい名前だが、その実ちょっとした展望台を兼ねた広場といった趣で、遊具の類は見当たらず、ポリエチレン製のベンチが数台あるだけの簡素なものだった。

 この場所はちょうど山陽新幹線のトンネル口の真上にあたるため、行き交う新幹線をキレイに望むことができる。なるほど、駅のホーム以外でこれほどスッキリと新幹線を撮影できる場所は少ない。多くの人が訪れるのも頷ける。

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▲やはり人気スポット。撮影者も多い。

私が現地に到着したのはドクターイエローが通過する1時間半ほど前だったのだが、すでに3名の先客がおられた。この場所は木陰があるので今日のような残暑の厳しい日でも比較的過ごしやすい。ツクツクボウシの声をBGMに甘い甘い白バラコーヒーを啜りながら、静かにその時を待った。

―つづく