若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

200908_信楽高原鐡道を撮る

 幸い台風10号はその前評判ほどの被害をもたらすことはなく、日本から遠ざかっていった。とはいえ雨風が強かったことに変わりは無いので、土砂崩れなどに十分な警戒が必要だし、今シーズンの台風がこれで終わったわけではないので、引き続き気をつけたい。

 台風が1つ過ぎ去るたびに夏が1歩遠のいていく気がする。猛暑猛暑と騒ぎ立てられるばかりで、最近ではすっかり悪者になってしまった感のある夏だが、うまく付き合えばもちろん素晴らしい四季の1つである。1年で最も勢いのある時期であるといえ、それが終わってしまうことに寂しさを禁じえない。いや、ひょっとすると、夏が終わることが寂しいという感覚はちょっとした思い違いで、実は、我々日本人の心に深く刻み込まれている、“夏休みが終わることに対する寂しさ”をそう錯覚しているだけなのかもしれない。今日、杣川のほとりで西陽を浴びながら甲羅干しをする亀を見て、ふとそんなことを考えた。

 さて、今日は仕事が早く終わったので夕方から沿線へとでかけてきた。どこへ行こうかと思案を重ねた結果、駅から比較的近い場所で手軽に撮影ができる信楽高原鐵道を選んだ。

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PENTAX KP + smc PENTAX-A ZOOm 70-210mm F4

F5.6 1/400 ISO-100

 日中は1両編成で運行することが多いが、朝夕のラッシュアワーを走る列車は2両編成に増強されるようだ。たくさんの高校生を乗せた列車が、貴生川駅に到着する。

 

 

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F5.6 1/200 ISO-400

 駅から10分ほど歩いたところにあるセブンイレブンから。この辺りの田んぼではもうすっかり稲刈りが終わっていて、ちょうど私が現地に到着した時に、最後の稲群がコンバインに吸い込まれるのを見た。

 さすがに9月に入ったということもあり、日の入りの時刻も早くなった。もう少し前の時期であれば山際に沈みかけたオレンジ色に西陽が線路まで届いていたのだが、そのシーズンもいつの間にか終わってしまったようだ。

 この場所については、また来年の春過ぎ、田んぼに水が張られたタイミングにでも訪れてみたい。