ここ数週間は平日休みを積極的に取得していたこともあり、土日の2日間しか休みがないと、なんだか休んだ気がしなくなってしまった。週休ほぼ3日制を実行して感じたのだが、やっぱりそれくらい休んだほうが仕事の能率も上がるし、何より自分の人生が豊かなものになる。仕事が自分のやりたいことで楽しいのならそれにひたすら打ち込むのも良いだろうが、そうでない場合、しっかりと自分のやりたいことに割く時間を確保しないと、気づいたら人生が終わっていそうな気がして恐ろしい。この意識はくれぐれも忘れずにおきたい。
そういうわけで、今日も気の向くまま趣味活動に興じてきた。太陽の高い日中の光線も明るくて良いのだが、やはり、印象的な風景に出くわすことができるのは朝か夕方である。特にこの時期の夕方に射す光は柔らかさがあって自分好みである。
石坂線は山の麓を走っているので他所より日暮れが早い。まだ残照と呼ぶには早すぎる色の光だが、降り注ぐエリアはごく限られている。
三井寺駅の傍らには川(琵琶湖疎水)が流れており、これのおかげである程度開けた見通しが確保されているため、貴重な夕陽射し込みスポットとなっている。
駅に到着した列車はそそくさと客扱いを終え、すぐに発車していく。まさに“キビキビ”とした走り。石坂線の電車はどの駅のシーンをとってみてもこんな風である。
この路線を走る列車はラッピング率が高い。常に何かとコラボしているイメージ。「次は何が来るのだろう」という楽しみがあって良い。かつてリニューアル前の883系を日豊本線で狙っていたあの頃に似た感覚がある。鉄道会社からすれば効率を犠牲にしてしまうが、カラーリングだけでもバリエーションが多いと撮っていて楽しいからありがたい。
つづく