起床してすぐその日の5087レを牽いている機関車の番号を確かめるのが休日のモーニングルーティンと化しており、今朝も愚直にその日課を遂行したところ、前面扉が辛子色に塗られた2127号機がやって来ると知った。
例によって瀬田川の河川敷で過ごすことも考えたのだが、SCWによれば5087レの通過時刻には薄雲が広がりそうだったし、何よりも、今日の主役は機関車の顔であったことから、これらの問題点をクリアできそうな場所を目指して湖東エリアまで足を伸ばすことにした。
彦根駅に着いたのは通過時刻の約2時間前。同好の志が多く集まりそうな列車を撮るときは、およそこれくらいの余裕を持って現地入りするようにしている。鉄道写真趣味の醍醐味は待ち時間であると言っても良い。
まずは駅前の平和堂に寄って飲み物を仕入れる。今日のお供は「伊吹コーヒー」というコーヒー牛乳。この手のご当地乳製品には目がない私である。
撮影地に着くと2名の先客があり、後からさらに1名が加わり、計4名でその時を迎えることになった。 結果的に目論見は外れて雲ってしまったのだが、世間話に花を咲かせながらの待ち時間はとても心地良く、あっという間だった。