今日は鉄道趣味に興じるつもりはなく、妻と買い物に出かけることになっていた。
出先の駅で列車を待っていると、そろそろ5087レがやって来る時間だった。というか、その時間を覚えているあたり、また、他のことをしていてもつい気になってしまうあたり、私は深刻な病に冒されているのかもしれない。これまでにその自覚が露ほども無かったと言えば嘘になる。ダイヤは人が列車をコントロールするために作られたはずなのに、逆に人間がコントロールされてしまうという立場の逆転をここに見ることができる。
閑話休題。
5087レが現れるまで間も無く。上着のポケットに忍ばせていたGRを取り出し、EF65形のヘッドライトを待った。普通に撮ってもあまり絵にならない環境だったので、せっかくの2101号機ではあったもが、横から流してみることにした。