若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

210418_林中を行く奈良線の103系

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PENTAX KP + smc PENTAX-A ZOOM 70-210mm F4

F5.6 1/400 ISO-200

 JR西日本奈良線は、奈良を冠しながらも京都府内で完結する不思議な路線である。もちろん、京都駅から奈良駅までの直通列車は多数設定されているが、奈良線自体は途中の木津駅で終わる。木津~奈良は関西本線だ。

 そんな奈良線を訪れると、東京あたりに行けばもはや骨董品とも言える列車に今でも会うことができる。103系である。鉄道に特段の興味を持たない方でも、この顔を一度はご覧になったことがあるのではなかろうか。高度経済成長期の日本を支えた、国鉄型通勤電車の代表的な存在である。

 前部標識、運用番号表示器、方向幕、窓、後部標識。列車として運転するのに最低限必要な道具を飾り気なく配置した其の顔は非常にシンプルである。そしてシンプルでありながら愛嬌があるのは、随所に際立つ曲線的なデザインゆえだろうか。鉄の塊であるはずなのに温もりさえ感じられるのはとても不思議なことだ。

 今日はその103系を初めて撮ってきた。実はこの後、夕方の草津線を走る117系を撮影する算段でおり、昼の5087レを撮った後からそれまでの間の時間を有効活用すべく、103系を狙って奈良線に足を運んだのである。瀬田川で緑の息吹を感じたので、奈良線でもやはりそういった景色を求めてみた。