PENTAX KP + smc PENTAX 67 300mm F4
F5.6 1/1000 ISO-125
5087レを瀬田川で撮り終えた後、用事があったので京都へ。今日はドクターイエローの検測があるということで、その時間を狙って新幹線ホームへとやって来た。コロナ禍,、しかも３回目の緊急事態宣言下とあって乗客の数はまばらだったが、上りホームには修学旅行の帰路に就くものと思しき団体客の姿も見られ、忘れかけた過去の日常を見たようであった。
金沢工臨の記事で鉄道事業における固定費削減について触れたが、東海道山陽新幹線を走るドクターイエローについてもまた、それと同じ理由で今後の去就が注目される。というのも、JR東海からのアナウンスによると、今月からN700Sの営業列車で軌道・電力・信号通信設備の検測が始まることになっているからだ。いわゆるCBMの実践であり、一定の成果が認められれば、ドクターイエローのような検測専用列車はいずれ淘汰されていくだろう。現にJR九州は検測専用の新幹線電車を持たないし、在来線においても811系に検測機能を追加した“RED EYE”を投入しているところだ。
技術の進歩により、これまで見えなかったものがデータとして見えるようになった。そして、見えたものから未来を予測することができるようになった。5Gが普及するに連れ、そうした動きはますます加速していくに違いない。
一方で、技術は人の生活を豊かにするための手段に過ぎない。私も一社会人として、世の中のお役に立てるような人間たらんことを心がけて生きていきたいと思う。
