若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

210502_朝の草津線①

 今日は早起きをして始発列車に乗り込んだ。午後から天気は下り坂のようだが、午前中の甲賀市あたりは雲が無い、あるいは、あっても薄くて陽射しが望めそうだったので、前から気になっていた早朝の草津線というコンテンツを狙うことにした。

 朝一番の駅や列車では、個性的な人々をよく見かける。今朝などは、まだこの時期の朝には寒すぎるほどの薄着でホームに吹きすさぶ強風に煽られるラテン系アフロヘアの男性や、223系の車端部にあるボックスシートでストロング系チューハイでお目覚めの1杯を嗜むサン・キュロットの姿を認めた。まだ眠たそうな太陽から降り注ぐ光によって、闇に紛れていた彼らはあぶり出される。

 さて、草津線に乗り換えて貴生川に至った。ここから徒歩15分ほどで、目星をつけておいた場所に到着する。田んぼに水が張られていることは車窓から確認済みだったが、風が強いので美しい水鏡は望めそうにない。しかし、ただ水を湛えた面があればそれで良かった。

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PENTAX KP + smc PENTAX-DA 35mm F2.4 AL

F5.6 1/400 ISO-100

 まずやって来たのは、柘植始発の5327M。225系100番台の8連が運用に就いていた。肝心の空模様はご覧の通りで、確かに青空は見えるのだが、分厚く大きな雲が邪魔をして、なかなか列車に光が当たらない。が、なんとかメタリックな225系の質感に助けられた。

 

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F5.6 1/400 ISO-200

 次に草津始発の5324M。貴生川止まりの列車で、113系の4連でやって来た。太陽はまだ雲の向こう。回折して届く光に車体の側面が青く照らされる。

 この列車が通過した後、太陽が顔を覗かせる機会が段々と伸びてきた。雲の動きを追っていると、もう少し時間が経てば明るい太陽光が期待できそうだった。

 

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F5.6 1/500 ISO-100

 待ち焦がれた太陽光が降り注ぐ中を、貴生川始発の5333Mが行く。先ほど撮った5324Mの折返し列車である。欲を言えば、ヘッドライトを点けて手前へ向かってくる上り列車が良かったが、この状況下で贅沢を言うと二度と晴れないような気がするのでやめておこう。

 太陽はこの後再び雲に隠れしてしまい、ターゲットの1つであった113系8連で運転される5326Mの通過時の光線状態は残念なものになってしまった。また後日リベンジをしようと思う。