概ね10日に1度のペースで走るドクターイエローが今日も走ると聞きつけ、米原駅へとやって来た。
本当は山陽と東海道とで2回撮りを決行したかったのだが、滋賀県から西側の府県は軒並み緊急事態宣言下にあり、趣味如きを理由に越境して感染拡大を助長することなど罷り成らぬとの持論に基づき、滋賀県内でその勇姿を捉えることにした。
前回は風景の中を走る姿を遠目に撮影したので、今回は列車を主体としたカットを撮りたいと考えていた。
ご覧のように、米原駅の新幹線ホームはカーブの途中に位置しているため、私の持っているレンズで上りの営業列車を頭からお尻まで1枚のカットに収めたい場合、下りホームの中程ないし京都寄りで構える必要がある。これまで同駅で上りの新幹線を撮影した際は、いつの立ち位置もそうした場所からであった。
だがそれでは面白みに欠けるため、今日は私にとって新たなアングルを探求することにした。ドクターイエローの編成は7両と短いため、思い切って下りホームの16号車付近まで下がって構えれば、アウトカーブを通過する編成の全体を収めることができるかもしれないと考えた。
前走りの営業列車で試行錯誤を重ね、ついに頭の中で思い描いていたものと同じ場所にたどり着くことができた。