鉄道趣味界隈において湖北のスターであった「SL北びわこ号」は、COVID-19の煽りもあって廃止が発表された。しかしそれと同時に、SLの試運転は引き続き滋賀県で行われることもアナウンスされた。
そして今日、「やまぐち号」で活躍するD51-200が全般検査を終えて梅小路の工場を出場するにあたり、その最終確認のための試運転が行われた。
試運転の区間は往年の「北びわこ号」と同じく北陸線の米原と木ノ本の間。主役であるD51はEF65型電気機関車に牽かれて午前中に梅小路を発ち、午後の試運転に向けて米原へと向かう。まさにそのシーンを瀬田川の袂で眺めてきた。
今日は残業時間削減のために仕事を午後スタートにしておいたが、まさにグッドタイミング。大きくて真っ黒なD51は、遠目かつファインダー越しでもわかる迫力があった。こうした感覚はGRのようなミラーレスカメラでは覚えづらい。図らずも一眼レフの楽しさを改めて実感するひと時となった。