今朝はゴミ捨てから始まった。玄関の扉を開けて肌に触れた空気は、冬の足音を感じさせるようにキリリとしていた。遠くの山並みが澄んでよく見えた。
朝晩はすっかり寒くなって、昨日などは早朝から久しぶりに会社に出たのだけれど、ノーネクタイにジャケットを羽織っただけでは思わず肩をすくめたくなるほどの寒さを覚えた。近所のスーパーでも鍋の素が堂々と並ぶようになったし、そういう季節になったことを五感で認識する今日このごろである。
休みの今日は懲りずに瀬田川の河川敷を訪れた。しばらく雨が降っていないせいか、ここ最近見た中で最も水位が低かった。いつものように、船着き場の横にある川面へ下る階段に腰掛けた。105円で買ったマウントレーニアをすすりながらぼーっとする。こういう時間を過ごすことでしか得られない精神的な栄養がある。