沿線の風土や文化が感じられるようなカットを探すことを一番の楽しみにして、鉄道写真趣味に興じている。しかし、列車を主体としたいわゆる“編成写真”が無性に撮りたくなることもある。そういうバイオリズムが私の中には存在しているようだ。ということで、早速行動に移したのが今日である。
編成写真にも色々あるが、今回撮りたかったのは直線を列車が走っている様子。両数が多い方が映える。セルフ会議の結果、EF510型の牽く北陸線の貨物列車が最も適任であるとの答えに至った。
選んだ場所は、以前から目星をつけていた河毛駅を出て虎姫駅まで続く直線区間。日本海の潮風を含んだ4076レが、傾いた西陽を浴びてゆっくりと駆けて行った。