いつかも書いたように、681系電車はかつて特急「サンダーバード」として大阪と北陸を結ぶ重要な役割を担っていたが、今は名古屋/米原から金沢を結ぶ特急「しらさぎ」を任されている。今も3両の付属編成であれば、たまに大阪方にくっついていることもあるが、増結も稀になった今日では、本線でその姿を見かける機会も少なくなった。ましてや流線型の先頭車はなおさらである。
そんな681系だが、今日は姫路発金沢行きの団体臨時列車として湖西線を駆け抜けるというので、その勇姿に往年の面影を重ねてみようと考え、志賀駅までやって来た。
到着したのは午前9時前、まだ朝の冷たい空気が残っていたが、午前中はよく晴れたので日向では十分な暖かさが感じられる小春日和だった。