若手おいさんの日記

思い思いに、写真を添えて。

211205_草津線を行くキヤ141

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PENTAX KP + smc PENTAX-DA★60-250mm F4 ED[IF]SDM
F4.5 1/800 ISO-100

 例えばドクターイエローのように、鉄道事業者の中にはメンテナンス専用の車両を保有している会社が複数ある。JR西日本に所属するキヤ141系もその1つで、同社線だけでなくそれに隣接する他社にも乗り入れ、線路や信号通信設備の検測を専門に行っている。

 このキヤ141系は2編成が稼働中だが、今日はその両方を日中の滋賀県内で見ることができるとの情報を耳にし、北陸線草津線のどちらにしようか迷ったのだが、ここは直感に任せて後者を目指すことにした。

 草津で貴生川行きの電車に乗り換えた。草津を出てから三雲まで、濃い灰色をした雲が西の空一面にべったりと張り付き、とても太陽光を期待できる状態ではないように思えた。しかし、「間もなく終点・貴生川」のアナウンスが聞こえた頃、先ほどまで車窓を占めていた板のような雲が嘘のように切れていき、果たして青空が広がった。

 改札を出て甲南方面へと歩みを進める。いつもの場所に落着するつもりだったのだが、道中、晩秋のススキに抱かれるように線路が通っている場所を見つけ、そこで迎えることにした。

 やはりススキには逆光が良い。毛羽立った穂の細かい枝々を陽光が回折し、柔らかく優しい雰囲気を纏う。それが風に吹かれて揺れるというのも風情がある。この辺りのススキは水分が抜けてとても良い表情をしていた。