DD51型ディーゼル機関車は、私のような九州生まれの鉄道ファンにとっては憧れの存在であり、朱色をまとうそれが重連で客車を牽いて走るとなれば、ただ「見たい」という気持ちしか無い。
そんな夢のような列車が近所を走るというので、フレックスかつ在宅勤務という恵まれた労働環境の恩恵を余すこと無く享受して断腸の思いで勤務を中断し、ライフワークバランスを適正に保つという大義名分の旗を気持ちで掲げつつ、通いなれた瀬田川の河川敷を訪れた。
青空は見えたものの、結局太陽を覆った厚い雲がとれることはなかった。しかしながら、DD51が2両連なって重厚に走る様を目の当たりにすることができたので、心だけは晴れ渡るような気持ちだった。
帰宅後はしっかり仕事をした。