昨日下ったということは、今日は上るということである。眩しくて白強めの青空が広がっていたので、田園地帯を行くその姿を捉えるべく湖東へ足を伸ばそうかとも考えたが、今日もまたあまり早くから出かけると家庭内不和が生じる可能性しかなかったので、15時前くらいまでは在宅しておき、それ以降に身柄の自由を得た。
自転車に跨って昨日と同じ場所へ。夏の陽射しが正面からジリジリと照りつける中、今日のアングルを探す。東海道新幹線は増発されていたようで、本番までに十分な練習を行うことができた。
200km/hを超える新幹線を近くから広めのレンズで捉えるのは大変な勇気を要する。ファインダーの奥に小さく見えた列車の姿はみるみる大きくなり、あっという間に目の前を通り過ぎる。ジャストミートするかどうかはイメージと落ち着きが肝要。この感覚はまさに、野球で打席に立った時のそれだと思う。