昨日のカット。ここを訪れた最大の目的は、賢島行きのリゾート特急「しまかぜ」だった。
私が近鉄に対して抱くイメージカラーはオレンジや赤といった暖色なのだが、この50000系は文字通り異色の存在で、伊勢志摩に吹き渡る爽やかな風を想起させる上品な青色を纏っている。そのためか、郊外の田園地帯を走るその姿を見ると、一目にしてこの列車が特別な存在であることが直感的にわかる。他の列車とはちょっと違うぞ、と。
太陽の光でキラキラと輝く海を背景にしてこそ50000系の“らしさ”は際立つのだろうと妄想しつつ、依然として伊勢志摩詣でを果たせずにいる。