別府の熱い湯に浸かり、冷麺をすするのが休日の楽しみです。
社会人になると自分の時間が減ってしまう。こんな思い込みがありましたが、実際のところ、案外そんなこともないんじゃない? と最近感じるようになりました。
幸い、私の勤める会社は“ブラック企業”ではありません。残業代はきちんと払ってくれますし、定時後も残っている社員に対しては、「早よ帰らんね」と周囲も気遣ってくれるほど。働く環境だけを見れば、この上ない会社だと思っています。
それなのに色々と悩んだり愚痴が出たりするのは、要するにヒマなんやろうなぁ、と。(笑)
もちろん、プライベートをうまく充実させることができれば、悩む時間が減るわけです。しかし残念ながら、ネガティブ思考で面倒くさがりな私は、洒落た休日を優雅に過ごすなんて器用なことができないのです。
ストレスを発散するとはよく言ったものですが、私の場合、面白くないことをつい考えてしまう時間を別の何かで埋めてしまう、と考えた方が良さそうなのです。のんびりボーっとするのは、目の前にキレイな景色が広がっている時だけにしましょう、と。俗っぽい人工的なものが目の前にあるときは、ボーっとしちゃいけません。この前あった嫌なことが、ふと脳裏を過ってしまうからです。
お客さん相手の仕事をやっていると、世を厭う瞬間が多々あります。高校のころによく読んだ古文では、やたらと出家する主人公が多かったのですが、彼らが俗世から脱して山奥に篭りたがった気持ちが少しわかるような気がしています。
負の気持ちをうまくマネジメントすることが、社会人2年目も半分を過ぎた、これからの私にとって一番大きな課題、なんでしょうなぁ。