若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

210206_瀬田川を渡る5087レ

 小春日和とはまさに今日のことで、ポカポカと暖かい。ヒートテックに頼らずとも十分外でやっていける。空は冬の澄み切った表情から一転、少し霞がかってさえいて実に朗らかな陽気だった。気づけば3月が近い。もう春の足音が聞こえたとしても何ら不思議は無いのだ。

 雲ひとつ無い快晴ということで、青い空をいっぱいに入れた写真を撮ろうと考えた。となれば、選択肢は瀬田川しかない。自宅からは距離があるものの、ここしばらく続いた在宅勤務で身体がすっかりなまってしまっているので、運動がてら、歩いて現地へ向かうことにした。

 着いてみると、すでに10名ほどがスタンバイしていた。特に珍しい機関車が牽いて来るわけではないにも拘らずこの人出であることから、よく晴れた日の瀬田川橋梁がいかに人気であるかが窺い知れる。

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RICOH GR III

F5.0 1/800 ISO-100

 あまりにも天気が良いので、今日は張り切ってバケペンも持ち出していたのだが、現地に着いてみると青がどこまでも広がっていたため、これはもっと広角で撮ってみたいと思い、露出計代わりに持っていたGRで撮ることにした。

 列車のスピードは思っていたよりも速かった。真四角の顔をした国鉄型の機関車は、見るからに空気抵抗が大きそうなだけに、高速で駆け抜けてくると迫力が増す。写真右奥で鳶も舞い上がるほどの圧倒ぶりである。

 この5087レは、PF型を日中の関西で撮影することのできる貴重な列車だが、果たしてこの光景もいつまで見られるだろうか。