今日もまた都営6500形の甲種回送があるとの情報を聞きつけ、空模様は今ひとつだったが夕刻の安土へと出かけてきた。
現場に着いたのは通過の2時間弱前だった。見事なまでの曇り空が広がっている。せめて少しだけでも太陽が顔を出してくれれば、などという淡い期待を一切寄せ付けない、完膚無きまでの曇天だった。
そこで、PENTAX KPが標準で備えるHDR機能を使ってみることにした。これなら、のっぺりした曇天下の風景にも変化をつけることができる。麦の穂とアルミ合金車体が1枚に収まる、今日のようなシチュエーションにはぴったりだと思った。
デジタルならではのこうした機能は表現の幅を広げてくれる。シーンを見極めて、これからも積極的に活用していきたい。