これも先週土曜日のカット。
米原駅までの道中、能登川までやって来ても雪は全く無かったのに、南彦根を通過したあたりから車窓に占める白の割合が急に高くなり、やがてどこもかしこも真っ白になった。
そういうわけだから、雪の中を行く近江鉄道を撮らない手はないという結論に達し、彦根で下車して寄り道することにした、というのが一連の流れである。
駅を出て歩き始めると、秒単位雪の降り方が強くなっているのがわかる。自宅のある大津市では青空が広がっていたので、傘は持っていない上にコートは布製だった。完全にナメていた。自分が雪の降る土地に住む人間であるということを、いい加減に自覚する必要がある。
さて、近畿圏では大きく報道されたのでご存知の方も多いだろうが、写真の804Fはこの2日後の晩に脱線事故を起こしてしまった。原因は運輸安全委員会の報告書を待ちたいが、とにかく、約100人いたという乗客と運転士にケガが無かったことについては心から喜びたい。