穏やかな秋雨に打たれ、心の荒みがいくらか洗い流されたように思う。
昨夜、遅い夕食を摂った後に散歩へ出かけることにした。21:00になろうかという頃だった。朝日が燦々と降り注ぐ中を適度に歩いた方がもっと健康的なのだろうが、どうしても朝はそういう気分にならないのだから仕方が無い。
闇夜を駆ける石坂線の列車に挑むというテーマをモチベーションに、気が向いたときにだけ、運動不足解消の副目的を伴った夜の徘徊、もとい、散歩に出かけることにしている。
外に出て1時間半ほど経った頃、ポツポツと降ってきた。出かける前には雨雲レーダーをチェックして帰宅時間の目安をわざわざ決めていたはずなのに、つい夢中になってその時を迎えてしまった。
雨脚は次第に強まる。急ぎ足で帰宅する。ちょうど列車がやってくる時間となった。せっかくなので撮って帰ろう。PENTAXのカメラは安心と信頼の防滴仕様なのだ。
やさしい雨だった。自宅に着く頃にはすっかりびしょ濡れになっていたが、たまにはこうして雨に打たれるのも良い。