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春になると富山に行きたくなる。それはホタルイカが美味しいからなのか、綺麗な立山連峰が見たいからなのか、立山が飲みたいからなのか、レトロな趣の富山地方鉄道の電車たちを楽しみたいからなのか、色々と理由は考えらえるが、そうやって色々と挙げられるほど富山は奥が深い土地だと思っている。
この日は全国的にとてもよく晴れていた。風光明媚な場所に出かけようと思い立ち、真っ先に浮かんだのが富山だった。いつか撮ってみたいと思っていた、「立山連峰をバックに常願寺川を渡るダイコン電車」を実践することにした。
雪を頂く立山連峰の稜線が綺麗に見えるのは午後になってからだが、午前の早い時間に富山入りして、市内電車を使って市街地や岩瀬浜を歩き回って楽しんだ。
さて、昼下がりになったので、いよいよ電鉄富山駅からカボチャ電車に乗り込んで目的の場所へ向かった。越中荏原で下車して歩くこと10分強。常願寺川の土手へ続く坂道を登り詰めると視界がパッと広がり、目に飛び込んできたのは、雲一つない青空の下で連なって迫り来るような峰々の連続だった。この土地に豊かさをもたらしているのが何であるか、視覚的に理解させられた思いがした。
富山駅まで戻ってくると、新幹線改札の隣にある「源」でホタルイカの沖漬けを買い込み、少し早い帰路に就いた。