瀬田川で271系を撮影した後はこちらへ。晩秋を駆ける列車の姿を写真に収めたいと思い、信楽高原鐵道を訪れた。草津線で貴生川まで、そこからは駅近くにあるタイムズカーのステーションで借りた車にモードチェンジ。タイムズクラブに義父を勧誘したインセンティブとして60分無料チケットをGETしていたのだが、その有効期限が今月末に迫っていたので、これが良い機会となった。
去る11月8日は「信楽たぬきの日」ということで、この日運用に就いていたSKR401号車にはそれにちなんだヘッドマークが取り付けられていた。なんともかわいらしい。
勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合うための休日が今日らしい。楽なことはほとんど無いが、自分が何かしらの形で世のため人のために働くことが出来ていることについては、素直に感謝したい。
今日は日本旅行が主催する「271系新型ハローキティはるかで行く車両基地入線日帰りの旅」の催行日で、題目の通り271系特急電車が午前遅くの琵琶湖線を駆け抜けた。
周知の通り、271系電車は旺盛なインバウンド需要を捌くために関空特急「はるか」の増結用として3両×6編成が新製され、昨年のダイヤ改正でデビューしたは良いのだが、COVID-19の影響で関空を発着するツーリストがほぼ皆無となったため、登場から1ヶ月も経たないうちに運用から外れたという経緯がある。
そんな271系が今日、本来の使命ではないものの、こうして団体臨時列車の任に就く姿を目の当たりにすると、従来の賑わいが世の中に戻りつつあることを実感し、嬉しい気持ちになった。
