散歩ついでに清水寺へ行ってきた。自宅の最寄り駅から電車で10分ほどで京都に着き、そこから206系統の京都市バスに乗って清水坂の停留所で下車した。前回訪れたのは4年ほど前。その時は無数の多国籍トラベラーたちで大賑わいだったこの場所も、今は御覧の通りである。もちろん平日の昼間に訪れたというのも一因だろうが、Japanese Active Seniorさえも見かけないというのはまさに異常事態である。
今日は北部九州や四国方面で梅雨明けが発表された。近畿もまもなくといった様子で、時折顔を覗かせる青空がそれを物語っていた。夏本番もすぐそこだ。
奥の院を抜けて、音羽の滝方面まで歩いてみた。つけっぱなしのマスクを外して空気の匂いを嗅いでみれば、緑の匂いがなんとも気持ちが良かった。嗅覚で色を感じるというのも稀有な体験である。
子安塔の近くから京都の市街地が一望できる。京都の盆地らしさがよくわかる。雲の形も夏のそれだった。
帰路は茶わん坂から。ここ最近の平日はいつもこんな感じらしく、土日限定で営業するという店舗もチラホラ見られた。
夏の切れ端が見えた。久しぶりに見た青空だった。