昨日のつづき・・・ではない。今日もまた撮りに行った。これはもう完全にハマったと言って良いだろう。
昨日でだいぶ満足したところはあるが、ホワイトバランスをいじったり、フィルターをかけてみたり、デジタルだからこそできる遊びがなかなか面白いということに気づいてしまったことと、昨日とは別アングルのカットにトライしてみたいという思いを残していたことで足が動いた。雨の日なのにアウトドアという矛盾した楽しみを胸に出かけると、ジメジメした梅雨空も気にならなくなるから不思議である。
新幹線米原駅で上りの通過列車を撮影する場合、前回までは11番のりばの12号車付近にポジションしていたので、東京方数両がもうだいぶ首を振ったところを捉えるカットになっていた。それはそれで面白いのだが、もう少し京都方に寄れば、カーブに突入する雰囲気を窺わせつつ直線的なスタイルも残せると目論んで、今日はこの位置に陣取った。
思った通りの画角になった。何度か足を運んだおかげで新幹線の速度にも目が慣れてきた。このままバッティングセンターに行けば、“いい当たり”を連発できそうな気がする。
今日も大雨でダイヤが乱れており、私が訪れたのはちょうど運転再開後まもなくのタイミングだったため、列車の間合いがかなり詰まっており、2枚目の「のぞみ」は目測で時速170kmほどで通過していった。遠目にそのゆっくりさがわかったので、ISO感度とシャッタースピードを少し下げて迎えてみた。
結局、低速で通過していったのは2枚目の列車が最後で、その後の列車はいずれも猛スピードで通過していった。コントラストを高めに仕上げると、雨や曇りの日でも面白い絵になる。
最後は本日のお目当て「のぞみ370号」。こちらも30分ほど遅れていて、N700Sの中では比較的新しいJ5編成で通過していった。
新幹線―特に東海道新幹線は車種も統一されているので個々の編成に注目すればさほど面白みは無いかもしれない。しかし統一されているからこそ、●●系とか▲▲編成ではなく、“東海道新幹線”を1つのコンテンツとして楽しむことができているように思うところである。