快晴に恵まれた雨晴海岸での撮影を終えた私は、路線バスに50分弱ほど揺られてJR高岡駅へ、そこから城端線のディーゼルカーで約3分のJR新高岡駅へ戻ってきた。
新高岡駅は城端線と北陸新幹線の接続駅であり、同新幹線の金沢開業に合わせてオープンした、まだ新しい駅である。ここから新幹線と在来線特急を乗り継いで滋賀県へと帰還するのだ。ちなみに、私が北陸新幹線に乗ったのは今回が初めてである。
往路の段階で気になってはいたのだが、新高岡駅のホームから金沢方面を望むとイイ感じにカーブしていて、特に夕刻の逆光時間帯に長いレンズで覗いてみると面白そうだなぁ、などと想像を膨らませていた。
新高岡駅では乗り換えの時間が20分ほどあり、幸いその間に東京行きの列車が1本やって来ることがわかったので、少し早めに改札を通ってホームへとやって来た。
PENTAX KP + smc PENTAX 67 300mm F4
F5.6 1/1000 ISO-160
東海道・山陽以外の新幹線を撮るのは本当に久しぶりで、長野以西の北陸新幹線を撮影するのは今回が初めてである。後で写真を拡大表示してからわかったことだが、この編成はE7系のトップナンバーで、JR東日本の新幹線を撮るのは、学生時分に引退間近の200系を大宮駅のホーム端で狙った時以来である。
諸般の事情により、北陸新幹線の敦賀開業は後ろ倒しになるとの報道があった。いずれは新大阪にまで至る計画の同新幹線だが、きっとその頃は、日本の鉄道を取り巻く環境は社会的にも技術的にも大きく変わっていることだろう。
