日曜日のカット。
安土から列車を乗り継いで貴生川に着いた時、近江鉄道の2番のりばに、パンタグラフを下げた赤電が停まっているのを見た。ここに留め置かれる列車は、朝の運用を終えてから長い休み時間をとり、夕方から再び運用に就くことになっている。
そういうわけで、信楽高原鐵道の後に近江鉄道沿線に寄り道をしてから帰宅することにした。
山際に落ちかけた夕陽が列車の側面をギラリと輝かせてくれるイメージを描いていたものの、あいにく通過時刻の少し前に、太陽は大きな雲の中に隠れてしまった。しかしそれでも、合間から漏れる光が明るかったのは幸いだった。