やはり世の中に“絶対”は無いらしい。
「EF65-2127が西日本にやって来ると曇る」のは事実に裏付けされた宇宙の摂理と諦観していたが、北の大地の大いなるパワーに邪悪なものが浄化されたお陰か、今日は疑う余地の無いほどよく晴れた。
午前中はあたり一面に霞が立ち込めていて、このような快晴を期待することなど到底できそうもないくらい絶望的なコンディションだったが、太陽が高度を上げるにつれ段々とモヤモヤが取れていき、11時になる頃には青空が見え、やがてこの通りに。
出かける前に構図を検討する。やはりそれとわかるように正面から狙うべきか。いや、私が撮りたいのはそういうものではない。何と言っても今日はよく晴れている。理性と感性の合議の結果、パステルカラーの機関車は真っ青な瀬田川で迎えるのがベストとの結論に達した。