F5.6 1/1250 ISO-100
テレワークが当たり前の日常を謳歌している。
昨日は休みをとって、1日かけて寄り道をしながら妻と共に大分の実家まで帰ってきた。今日も休みにしてしまおうかと思ったが、わりと大事な打合せをねじ込まれたのと、今週のうちに片付けてしまった方がスッキリする仕事がいくつかあったので、残念ながら労働日とした。
とは言いつつ、何が起きても良いように(もちろん趣味に関することで)、なるべく打合せを入れないように前々から算段していた。例えば今日のように、梅雨時とは思えぬほどの清々しい青空に恵まれたり、4075レの牽引機に銀ガマが抜擢されたりした場合に備えて、だ。
今日の相棒は母のママチャリである。しかも新車らしい。まさかの「変速機無し仕様」に困惑したが、さすがのブリヂストン製だけあって素晴らしい安定感を見せていた。これで海沿いを目指す。
高校生時分にブルトレを求めて足繁く通った辺りにやって来た。あの頃から10年余りが経ったが、ここの様子は大きく変わっていない。夏の陽射しが降り注ぐ。別府湾も眩しそうな表情を浮かべていた。
燦々と降り注ぐ陽光と機関車の銀色を活かせる構図を探し求め、この場所に落ち着いた。
やがてその時となる。遠くに銀色のコルゲートと暖かな前照灯が見えてしばらくの間、心が躍った。
