F2.8 1/2500 ISO-100
今年の紫陽花カットは近江鉄道沿線だろうと思っていたが、まさか日豊線でその機会に恵まれるとは思いもよらなかった。
4075レは西大分で一部の貨車を切り離すのだが、そのために10分ほどの入換作業が発生する。この時間を使えば、2カット目の場所に余裕で辿り着くことができる。
この紫陽花は1カット目に至る道中で見つけていて、端からここで腰を据える考えが一瞬脳裏を過ったが、銀ガマを目の前に据えられておきながら列車が主体のカットを捨てられるほど人間は出来てはいないので、さらに海沿いへと自転車を進めたのだった。
今が盛りの紫陽花。たっぷりと降り注ぐ陽光の下で鮮やかに咲き誇る様はまさに“お花”。雨露に濡れたその姿がオンだとすれば、これはオフショットと表現すべき代物かもしれない。
