昨日のカット。
人間の自然な性質を甘受する私はもちろん貪欲さを大切にしており、西明石で海の空気を纏うドクターイエローを拝んだ後は、すぐさま上りの新快速に乗り込み、琵琶湖の恵みがもたらす豊かさを感じられるエリアを目指した。ドクターイエローは鳥飼の車両基地で昼寝をするので、このインターバルを使えば在来線で追い越すことができるのだ。
そう、ドクターイエローは2次会まで用意してくれているのである。なんとホスピタリティの高い電気軌道総合試験車か!
新快速と普通列車を乗り継ぎ、近江八幡で下車。いつものように駅前で自転車を借り、足早ならぬチャリ早にポイントを目指す。乗っていた列車が遅れていたので、通過まであまり余裕が無かったのだ。
無事目的の場所に達した。この辺りの稲は早くに収穫する品種らしく、まだ8月にもなっていないのにもう穂が出ていた。その色こそまだ青々としてはいるが、早くも秋の足音を聞いた思いがした。
灼熱の只中で汗をダラダラかきながらアングルを決める。傍から見ればかなり怪しかったと思う。不審者情報メールが発出されていないことを祈ろう。