若手おいさんの日記

よく食べ、よく飲み、マイペースで生きましょう。

210227_瀬田川ブルースカイ

 ここ最近、1週間が始まって終わるまでのスピードが速くなったと感じる。

 年明けから「成人の日」や「天皇誕生日」が設定されていたり、急遽の平日休みが舞い込んだりしたことがその原因だろうと考えているが、一方で、年のせいかとも思うのであるが、まだそんな生意気を言えたほど人間が成熟してはいないので、きっと前者に違いない。

 今日は曇ることもあると聞いていたので、空色にはあまり期待していなかったのだが、蓋を開けてみればとても美しい青空で、しかも、恒例の5087レには2101号機が登板しているということで、機関車をメインにした広角のカットを瀬田川で収めるにはぴったりの日だった。

 

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RICOH GR III

F5.6 1/2000 ISO-200

 ご覧の通り、左端が絶妙に切れてしまう結果となったが、まぁご愛嬌ということで。

 ところで、GRはレフを持たず、カッコ良く言えば“ミラーレスカメラ”の部類に属するのだが、例えば今日のように、シャッターを押すタイミングを少しでも逸してはならないという場合、タイムラグがあるのではないか、と気になってしまう。それを変に考慮して早めにシャッターを切ってもいけないし、「まだまだ」と引きつけ過ぎると今日のような結果が待っている。

 と言うのも、ミラーレスカメラの場合、まずレンズから光が入り、それをセンサーが受け止め、プロセッサが電気信号に変換して背面のモニターに投映、その後ようやく光景が私の目に届くという段取りになっているので、レンズとペンタプリズムだけを経由したほぼ生の光をファインダーで覗きながら撮影するレフ機に比べれば、理屈で考えればコンマ何秒にも及ばないほどのラグがあるに違いない。

 矛盾を言うようだが、GRを始めとするミラーレスカメラは、そうしたラグを全く感じさせないほどに高性能であり、普通に撮影している分には全く大丈夫で、今回のような、目の前の至近距離を高速で駆け抜ける列車を捉える場合も問題にならない。

 とにかく、今日は私の修行不足を痛感したわけであった。

210211_【フィルム120】亀山配給を瀬田川で

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PENTAX 67 + smc TAKUMAR/6×7 105mm F2.4

Velvia 100

 “亀山配給”と言えば、近畿地区に住む鉄道ファンの間では名の知れた存在である。

 亀山鉄道部に所属するキハ120は、検査等で網干や米子にある車両工場との間を定期的に往来する必要があるが、その配給列車のことを指す呼び名だ。

 配給という文字からもわかる通り、工場に出入りする車両は自走するのではなく、他の機関車に牽かれることになる。そのエスコート役を務めるのが原色のDD51であるため、これが走る日には沿線でカメラを構える人の姿が増える。特に関西本線の非電化区間が撮影スポットとして人気のようだ。

 この写真を撮った日、私は5087レの撮影を終えて帰宅し昼食を摂ったが、午後遅くの良い時間にこの列車が走るとわかったので、暖かな冬の陽光に照らされるその姿を期待して、再び自転車に跨り瀬田川までやって来た。

 いつもは顔が見えるアングルをとるが、この配給列車はサイドから撮るのが美しい。穏やかな空と水面の間を、想像よりも速いスピードで駆けて行った。