連日の仕事で体力を使い果たし、更新が滞ってしまった。先日の続きを書いていく。
香春岳モドキこと藤原岳をバックにしたカットを撮った後は、富田方面から下ってくる貨物列車を待つことにした。
太陽が顔を覗かせる様子は無いが、せっかくなので梅雨のしっとり加減が伝わるよう、瑞々しい緑を入れたカットを撮ろうと考えた。幸いこの辺りは田んぼに恵まれているので、ポジションは選び放題である。
★PENTAX KP + smc PENTAX-M 50mm F1.7
1/200 F5.6 ISO-100
やって来たのは、黄色とオレンジが遠目にも鮮やかな851系。ご覧の通り元西武新101系の顔をしているが、反対側は同701系のそれである。実はこの851F、元々3両すべてが元西武701系からの改造車だったが、2012年の脱線事故で下り方の先頭車だけが破損、そのまま廃車になってしまったため、代わりとして元西武新101系の頭があてがわれたという難儀な経歴を持つ。
さて、いよいよ次は楽しみにしていた貨物列車であるが･･･
引き連れてきたタキはまさかの1両であった。てっきり10両以上の超大編成、セメント製造業を象徴するかのような重厚感溢れるその様を期待していただけに、少し肩透かしを食らったような気持ちになった。重連のELが明らかにパワーを持て余している。たまにこういうこともあるらしい。が、これはこれで贅沢な感じがして、良いとも思う。
―つづき
