昨日の続き。無事に目的地の米原駅へたどり着いた。半日で往復500km超を移動すると、達成感じみたものを感じる。移動の自由が与えられていることの有難さを噛みしめながら、入場券を買って東海道新幹線の改札をくぐった。
ちょうど上りの「こだま」が出て行くところだった。米原駅に「のぞみ」は停まらないし最近流行りのホーム柵も無いが、立派な屋根がホーム端まできちんと続いているところを見ると、北陸への玄関口として重要な存在と見なされている様子が感じられる。
前走りの「のぞみ」。もう少し16号車が首を振ったところでシャッターを切ろうかと思ったのだが、すでにホーム屋根の影が線路に落ちる時間帯であったため、下りホームの4号車付近で構え、直線を駆けてくるところを狙うことにした。
それにしても、東海道新幹線はどの列車も似たような顔で画一的であるはずなのだが、撮っていて飽きないから不思議だ。その特徴的な造形ゆえに、時々で見せる表情が微妙に違うというのが撮り手を飽きさせない理由だろうと思う。
・・・さて、そろそろお目当ての列車がやって来る時間になった。
多くのギャラリーに見送られ、あっという間に、鮮やかに通過していった。