若手おいさんの日記

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210319_水島臨海鉄道で貨物列車を撮る

 今春のダイヤ改正で、関西本線を走っていたJR貨物DD51が現役を引退した。多くのファンと同じように、私もその勇姿を写真に収めようと沿線へ向かったのはつい最近のことである。

 その経験をきっかけに、国鉄型のディーゼル機関車(DL)が担当する現役の貨物列車は果たしてどれほど残っているのかと気になり、そして、もし近くのエリアでその勇姿を見ることができるのであれば、ぜひ撮影に出かけてみようとも考えていた。早速調べてみると、岡山県倉敷市水島臨海鉄道において、DE10型等のDLの担当する貨物列車が残っていることがわかった。

 岡山の水島といえば、石油コンビナートが立地する瀬戸内工業地帯の代表的な場所であり、そこを走る貨物列車は日本の産業を支える重要な血流であるに違いなく、それはもはや鉄道趣味の枠を越えたコンテンツとして非常に興味深い。

 伯備線EF64形を撮影した帰りしな、倉敷で途中下車。水島臨海鉄道の線路に沿ってを歩きながら適当なポイントを探し、写真の場所にたどり着いた。

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PENTAX KP + smc PENTAX-M 50mm F1.7

F4.0 1/1000 ISO-100

 JR貨物のDE10が、10両以上従えた貨車にいっぱいの荷を載せ、ゆっくりと、それでいて力強く歩みを進める。本線を走る一列車としての貫禄を纏うその評定は、ヤードでの入換作業で見せる地道なそれとは異なっていた。幼き頃に見た久大線の客レの雰囲気が想起された。