113系の8連で運転される5326Mを残念な光線下で見送ったが、この後、117系で運転される5335Mまで撮るつもりでいた。もしかしたら再び陽光が降り注ぐかもしれないという淡い期待を胸にその時を待つ。
草津方面へ向かう下り列車を横から捉えることのできる位置まで少しだけ動く。この位置からだと、上り方を向いてワンカット撮った後、下り方を向いてもうワンカット撮ることができる。最初のカットは35mmレンズとKPの組み合わせだと6両編成は収まらないのでGRに担当してもらい、2カット目をKPで狙うことにした。
通過時刻が近づくと、次第に辺りが明るくなってきた。太陽の方を見る。ちょうど雲と雲の合間にある。踏切が鳴る。お天道様に祈る。まずまずの結果となった。
2カット目は手前に影が落ちてしまったので、列車が奥の方まで進んだところでシャッターを切った。手前の水田も雲の影に含まれたため、その深い青は、まるでいつも見ている湖さながらだった。